若いうちから白髪が生えてくる原因は?

「うわ…こんなところに白髪が…」と、白髪を発見したときは非常に気分が下がりますよね。

特に10〜20代の若いうちから白髪が生えてくると人の目を気にしたり、外出が億劫になることも珍しくありません。

白髪は加齢が原因となり生えるものだというイメージを持っている方が多いでしょう。

しかし、10〜20代から生える「若白髪」に悩まれている方も少なくありません。

今回は若白髪が生える原因をご紹介した上で、若白髪の改善方法をご紹介します。

この記事をご覧いただき、若白髪に悩まれている方は白髪改善のための参考にしてください。

そもそもどうして白髪が生えるの?

まず、白髪が生える理由をご説明します。

私たち人間の髪色は、「メラニン」という色素によって決まっています。

日本人に限らずアジア人に黒髪が多いのはメラニン量が多く、対して欧米人にブロンドが多いのはメラニン量が少ないことに由来しています。

また、白髪はメラニン色素がほとんどないことによって作り出されています。

白髪ができる理由は、色素細胞である「メラノサイト」がなくなることによりメラニンを生成できなくなるからです。

メラニン色素が減少する明確な理由は現在も分かっていませんが、考えられる原因は「加齢」や「遺伝」など様々です。

意外と知らない若白髪が生えてくる原因

では、なぜ若白髪が生えてくるのでしょうか。

ここからは、「若白髪が生えてくる原因」を5つご紹介します。

ストレス

私たち人間は日常生活の中で様々なことに悩まされ、ストレスを抱えることも多いです。

そして、ストレスは若白髪の原因であると言われています。

ストレスを感じると自律神経が乱れます。

ストレスによって自律神経が乱れると頭皮や全身の血行が悪くなってしまうのです。

血行が悪くなることで髪に十分な栄養が行き届かず、上手くメラニン生成ができなくなり白髪が生えます。

遺伝

もし自分の両親が若いうちから白髪が生えていたのであれば、遺伝の可能性があります。

色素が体内で生成されにくい、または髪を黒くする色素が体内に送り込まれにくい体質などが遺伝すると考えられます。

そのため、両親が若白髪の場合は高い確率で子供に遺伝し、早い方であれば10代で白髪が生え始めることがあります。

しかし、両親が若白髪でも遺伝しない方もいますし、遺伝だからといって悲観しすぎる必要はありません。

たとえ遺伝だったとしても、日頃から白髪対策を行っていれば白髪が生えるまでの時間を遅らせることは可能です。

食生活の乱れ

女性の中には無理なダイエットをする方がいますが、食生活の乱れで若白髪が生える場合もあります。

過度な食事制限を伴うダイエットや偏食は栄養不足を引き起こします。

栄養不足を引き起こすと、毛母細胞に必要な栄養が行き渡らなくなってしまうのです。

私たち人間の髪はたんぱく質でできているので、食生活の乱れによってたんぱく質が不足すると髪に栄養が与えられていない状態になります。

睡眠不足

睡眠不足による血行不足は若白髪の原因になります。

私たち人間は起きている時間に交感神経が優位に働き、寝ているときに副交感神経が優位に働きます。

本来なら寝ているときは交感神経が休まりますが、起きている時間が長いと脳や体に大きな負担となります。

脳や体に負担をかけると血管が収縮し、頭皮へ十分な栄養が行き渡らなくなるのです。

また、睡眠中に分泌される成長ホルモンの分泌が少なくなることは髪の育成に大きく関わります。

紫外線

髪が紫外線の刺激を受けるとメラニン色素が分解されてしまい、白髪に変わる場合があります。

また、紫外線は活性酸素を発生させるので、メラノサイト自体を老化させると言われています。

メラノサイトの働きが抑制されるとメラニン色素が生成されなくなるので、白髪が生えてくるということです。

若白髪に悩んでいる方必見!若白髪を改善する方法

いくら若白髪になったとしても、落ち込む必要はありません。

日頃からしっかりと対策すれば、若白髪を改善できる可能性は十分あります。

ここからは、「若白髪を改善する方法」を5つご紹介します。

適度にストレスを発散する

ストレスを溜めたままにしてしまうと、さらに若白髪を進行させてしまいます。

自分が夢中になれることを見つけ、適度にストレスを発散することが大切です。

運動してリフレッシュしたり、友人と買い物に行って楽しい時間を過ごすなどしてリラックスできる時間を作りましょう。

十分な睡眠を取る

ベッドに入ってから携帯を触ったり、いつまでも電気をつけたままでいるとなかなか眠ることができません。

また、携帯などの電気機器から出る「ブルーライト」は、睡眠を促すメラトニンの活動を制御します。

そして、夜更かしや昼夜逆転の生活などは若白髪を進行させてしまいます。

副交感神経を優位に働かせるためには、しっかり眠ることが大切です。

また、髪の育成に関わる成長ホルモンは22〜2時の間に最も分泌されると言われています。

そのため、なるべくその時間内には眠るようにしましょう。

食生活の見直し

食生活の乱れは若白髪を進行させるので、しっかりとバランスの取れた食事をすることが重要です。

無理な食事制限を伴うダイエットには要注意です。

若白髪対策に効果的な成分と食材があるので、それらを食事に取り入れると良いでしょう。

若白髪対策に効果的な成分と食材は以下の通りです。

ビタミンC

  • ブロッコリー
  • 赤ピーマン
  • アセロラジュース
  • いちご

たんぱく質

  • 豆類
  • 鶏むね肉
  • 豚ヒレ肉

  • ナッツ類(アーモンド、カシューナッツ)
  • ドライフルーツ(レーズン、プルーン)
  • きのこ類(しいたけ、しめじ)

ビタミンB2

  • レバー
  • うなぎ
  • 干ししいたけ

カルシウム

  • ゴマ
  • 小松菜
  • 牛乳

亜鉛

  • レバー
  • 牡蠣

チロシン

  • チーズ
  • バナナ
  • 納豆
  • 豆腐

ヨード

  • わかめ
  • ひじき
  • もずく
  • 海苔

ヘッドスパ

若白髪の原因の1つに血行不良がありますが、頭皮の血行を良くするためにマッサージは必要不可欠です。

頭皮が硬いと沈んでしまい、毛細血管を圧迫します。

その結果血行不良を引き起こし、毛母細胞に栄養が行き届かなくなります。

しかし、マッサージをすることで頭の筋肉がほぐれ、頭皮の血流を促進させてくれるのです。

また、頭皮には50を超えるツボがあり、その中には白髪に有効なツボである「防老」も点在しています。

紫外線対策を徹底する

日焼け止めなどで肌の紫外線対策をしている方は多いですが、髪の紫外線対策をしている方は少ないのではないでしょうか。

若白髪を改善するためには、髪の紫外線対策が欠かせません。

髪用の紫外線予防スプレーやミルクなどがあるので、外出前に使用すると良いでしょう。

また、UVカット素材の帽子を被ったり、日傘をさすのも効果的です。

紫外線は季節的なものではなく、1年中存在しています。

特に紫外線が強い時期は5〜9月ですが、「冬だから大丈夫」と油断してはいけません。

1年を通して紫外線対策をしっかり行い髪や頭皮を守り、若白髪改善を目指しましょう。

これだけは要注意!若白髪を悪化させやすい食生活

若白髪を改善するためには食生活が重要であることに加え効果的な食材をご紹介しました。

しかし、反対に若白髪を悪化させる可能性のある食生活もあります。

ここからは、「若白髪を悪化させやすい食生活」を3つご紹介します。

脂っこい食べ物

皮脂はメラノサイトを老化させる原因となる活性酸素を発生させやすくします。

メラノサイトが老化するとメラニン生成の力を弱めるので、若白髪を悪化させる可能性があります。

また、普段から脂っこい物を食べていると、皮脂のべたつきを感じやすくなります。

頭皮がべたつくと白髪になりやすい環境になるので要注意です。

体を冷やす食べ物

体を冷やす食べ物を食べると、若白髪の原因である血行不良を起こしてしまいます。

特にきゅうりやトマトなどの夏が旬の野菜は体を冷やしやすいです。

しかし、このような野菜にも白髪改善に効果的な栄養素がたっぷり含まれています。

そのため、生で食べるのではなく体が温まる料理にして食べることをおすすめします。

寝る前のアルコール・カフェイン摂取

寝る前のアルコールやカフェインは、睡眠の質を下げます。

睡眠の質が下がると睡眠不足を招くので、若白髪を悪化させる可能性があります。

そのため、アルコールやカフェインを摂取する場合は寝る4時間前までに済ませておきましょう。

日頃から若白髪対策をしっかりしておこう

今回は若白髪についてご紹介しました。

若白髪が生えたからと悲観しすぎず、日頃からしっかりと対策を取ることが重要です。

特に食事や睡眠などの生活習慣には注意し、規則正しい生活を送ることを心がけましょう。

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