便秘対策におすすめの飲み物はコレ!

1度便秘になってしまうと何に対してもやる気が損なわれ、あらゆる活動のパフォーマンスが悪くなります。

便秘が体にもたらす悪影響は多く、たった1度便秘になるだけで解消するのに時間がかかることが便秘に悩まされる方が多い理由の1つです。

しかし、日頃からしっかり対策をしておけば未然に便秘を防ぐことができます。

今回は便秘に深く関わりがある“水分不足”についてご紹介した上で、便秘対策に効果的な飲み物をご紹介します。

この記事をご覧いただき、便秘対策のための参考にしてください。

便秘には水分不足が深く関わっている!

健康な方の便の水分量は約80%と言われるほど、水分は私たち人間の体にとって必要不可欠です。

便を柔らかくし、スムーズに排便するためには水分が欠かせません。

しかし、水分の摂取量が不足していると便が硬くなり、スムーズに腸内を移動することができなくなることで便秘を招きます。

特に夏の暑い時期は汗をかくことで体内の水分が失われやすいため、便秘が悪化することも珍しくありません。

便秘の改善・予防をするためには、こまめに水分補給をすることが大切です。

1日の水分摂取量の目安は、およそ1.5〜2ℓです。

しかし、ただ水分を摂取すれば良いといってがぶ飲みしてしまうと、すぐに尿となって体内から排出されます。

かえって体内の水分が少なくなってしまうので、1日の中で少しずつこまめに水分補給を行うことが重要です。

水分不足以外の便秘の原因

ここまで、水分不足が便秘を招く原因であることをお伝えしました。

しかし、便秘の原因は水分不足以外にもたくさんあります。

ここからは、便秘の代表的な原因でもある「水分不足以外の便秘の原因」を3つご紹介します。

食生活の乱れ

食生活の乱れを引き起こしやすいのは、“ダイエット”です。

特に女性は、食事を極端に抜くなどの無理なダイエットをする方が少なくありません。

その結果、体に必要な栄養素を十分に取れず、食生活の乱れから便秘を招きます。

食べた物と便の量は比例していると言われています。

そのため、ダイエットなどで食べる量が少ないと十分な大きさの便が形成されず、そもそも便意が起きにくくなり結果的に便秘を招きます。

また、ダイエット以外にも日頃から外食ばかりしていると野菜不足に陥り、食物繊維が十分に摂取できないことから便秘を招く場合もあります。

ストレス

ストレスによる自律神経の乱れから便秘を招くことがあります。

ストレスは腸までも緊張させてしまうことから、大腸のぜん動運動が正常に行われず、排便されにくくなります。

そのため、自律神経のバランスを保つためにもストレスを溜めすぎないことが大切です。

ストレスの溜めすぎを防ぐためには、「睡眠時間を十分に取る」「好きなことをする時間を作る」などが重要です。

運動不足

長時間同じ姿勢でいると血流が悪くなり肩こりや腰痛などが起こるように、運動不足は腸を硬くし動きを鈍くします。

また、腹筋の力が低下することにより便を出すときの力が弱くなってしまいます。

便秘が男性よりも女性に多い理由は、筋肉量や力に差があるからです。

デスクワークなどで体を動かす機会が少ない方は特に便秘になりやすいです。

激しい運動や無理な筋トレは負担になるので、無理なく続けられる運動を日常生活に取り入れることが大切です。

便秘対策におすすめの飲み物

ここまで、便秘の原因をいくつかご紹介しました。

便秘を改善・予防するためには規則正しい生活をしたり、ストレスを溜めないことが重要です。

しかし、人によって生活スタイルが違うので、いきなり運動を取り入れたり食生活を正すのが難しい方もいるでしょう。

そんな方々のために便秘対策に効果的な飲み物があります。

日頃飲む物を便秘対策に効果的な飲み物に変えるだけで、便秘を予防・改善することができます。

ここからは、「便秘対策におすすめの飲み物」を8つご紹介します。

以下の飲み物を参考にし、自分が続けて飲めそうなものをぜひ日常生活に取り入れてみてください。

朝起きて飲みコップ1杯の水は、腸を刺激し目覚めさせる効果があります。

朝起きてコップ1杯水を飲むときは、なるべく一気に飲むことを意識してください。

一気に飲むと飲んだ水の刺激により、腸のぜん動運動が促進され便意を生じやすくなります。

朝水を飲んだ後は、1日の中で時間を分けてこまめに水を飲むと良いです。

朝以外でも一気飲みをすると肝臓に負担がかかったり、むくみの原因にもなります。

炭酸水

炭酸水に含まれる二酸化炭素には、腸を刺激し動きを活発にする作用があります。

腸が活発に動くことで便が腸内をスムーズに移動し、便秘を防いでくれます。

また、炭酸水には硬い便を柔らかくする効果もあります。

炭酸水を飲むおすすめのタイミングは、水と同様に朝起きたときです。

朝のコップ1杯の水を炭酸水に変えて飲んでも便秘予防・改善効果を期待できます。

お茶

お茶にはたくさん種類があるので、「どのお茶を飲めば良いの?」と疑問を抱く方もいるでしょう。

便秘対策に効果的なお茶を5つご紹介します。

ルイボスティー

ルイボスティーには

  • マグネシウム
  • カリウム

など、体に必要なミネラルがたくさん含まれています。

特にマグネシウムには便を柔らかくする効果があります。

また、ミネラルが多く含まれていることから代謝の促進作用を期待でき、体の冷えから守ってくれます。

体の冷えは便秘の原因の1つなので、ルイボスティーを飲むことで便秘改善・予防になります。

ハトムギ茶

食物繊維が不足すると便秘を招きますが、ハトムギ茶には食物繊維が多く含まれています。

野菜が苦手な方や、食生活が乱れている方は普段飲む物をハトムギ茶に変えると良いでしょう。

ローズヒップティー

ローズヒップティーにはビタミンCが多く含まれています。

ビタミンCは善玉菌のエサとなり、動きを活発にしてくれる作用があります。

そのため、便をスムーズに排出することができ便秘予防になります。

ドクダミ茶

ドクダミ茶には食物繊維を含め、ミネラルも多く含まれています。

味が少し独特なので好みが分かれるかもしれませんが、飲みにくい方はハトムギ茶とブレンドすると飲みやすくなります。

黒豆茶

黒豆茶には食物繊維が含まれているだけではなく、腸を潤す効果のある「イソフラボン」「リノール酸」なども含まれています。

黒豆茶は香ばしさが感じられ非常に飲みやすいお茶なので、初めての方でも安心して飲むことができるでしょう。

コーヒー

コーヒーが便秘対策に効果的な理由は、コーヒーに含まれる「カフェイン」と「オリゴ糖」です。

カフェインには副交感神経を刺激し、胃腸のぜん動運動を促進させる効果があります。

そのため、便意を感じやすくなります。

対してオリゴ糖は善玉菌のエサとなるので、腸内環境が整い便通が良くなることが期待できます。

しかし、コーヒーを飲む際に注意すべきことがあります。

便秘予防に効果があると言ってもカフェインには利尿作用があるため、かえって体内の水分が失われてしまう場合があります。

また、カフェインには胃液の分泌を促進させる作用があるため、飲みすぎることで胃腸の働きを低下させることもあります。

そのため、飲みすぎには注意し、仮に飲みすぎてしまった場合は水などで水分補給を行いましょう。

牛乳

牛乳には、オリゴ糖同様に善玉菌のエサになる「乳糖」が多く含まれています。

乳糖が善玉菌のエサになることで乳酸や酢酸を作り出し、腸内環境が酸性に保たれます。

そのため、悪玉菌の増殖を抑え腸のぜん動運動を活発にさせる効果があります。

また、乳糖には水分を上手く取り込み便を柔らかくする作用があります。

お酢

お酢には新陳代謝を高める作用があるので、腸のぜん動運動を活発にし腸内環境を整える効果があります。

お酢には「リンゴ酢」や「黒酢」など種類がいくつかあるので、自分が飲みやすい物を飲みましょう。

しかし、空腹時には胃腸に負担がかかるので、朝食後や夕食後など空腹時を避けた時間帯に飲むことをおすすめします。

甘酒

甘酒には、食物繊維やオリゴ糖など便秘解消・予防になる成分が含まれています。

そのため、腸のぜん動運動を活発にし、便通を促進する効果が期待できます。

甘酒の味が苦手な方は、牛乳やヨーグルトと一緒に食べることをおすすめします。

ココア

ココアには不溶性食物繊維である「リグニン」が含まれており、腸内環境を整える効果があります。

また、便を柔らかくして排出しやすくする水溶性食物繊維も含まれているので、さらなる便秘予防・解消効果を期待できます。

しかし、他の飲み物に比べると少しカロリーが高めなので、1日コップ1~2杯を目安に飲むようにしましょう。

便秘予防や改善効果のある飲み物を飲んで便秘の悩みを撃破しよう!

今回は、便秘対策におすすめの飲み物についてご紹介しました。

便秘対策には食事も大切ですが、いきなり食事を変えるのは難しいという方も多いでしょう。

その点で飲み物は日常生活に取り入れやすく、誰でもすぐに始めることができるのでぜひ試してみてください。

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